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どうして頭髪を気にするようになったか
たかが髪されど髪
私が育毛を意識したというか、意識させられた発端を振り返ると、もう40年近くも前の20台前半のこと。
まだ、大学生の時だ。
それまでは、額が広いというか、頭が大きく、髪の質が柔らかいので、少し無精をすると髪の毛が寝てしまい、薄毛に見えた。
同じような同級生がもう一人いた。
そいつが、ある日そっと言った。
「俺たち似た者同士だな」。
最初は意味が解らなかったが、よく聞いてみると、「俺もお前も、禿げる髪質だ」と言う。
最初は気にしなかったが、よくよく思い返すと、父を含め、父方の兄弟は、そろいもそろって30代には、額が禿げあがっている。
そうして、大学を卒業、就職と進み、数年後に見合いにより、現在の妻と結婚した。
そうして、新婚生活を数カ月過ごしたのち、妻が言いにくそうに言った。
「あなたの家系は、お父さん他の御親戚を見ていると、皆さん、若はげみたいだから、貴女も気をつけてね。子供ができて、運動会に行ったり、大分先のことだけど結婚式ということになり、禿げていたら、格好が悪いでしょ!」。
この一言がダメ押しだった。
また、社宅住まいだったが、27歳の頃、近所の子供におじちゃんと呼ばれたのもショックだった。
以来、とりあえず、各種の育毛剤を夫婦で試す日々が始まった。
その後、育毛剤意外に生活習慣を見直して過ごしてきて、現在60歳の大台も過ぎたが、一応恰好がつく程度の髪は残っている。
たかが髪、されど髪である。
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